
少量危険物を容器で保管する場合は、危険物の種類、数量、容器、設置場所、換気、排気、作業スペースなどを確認・整理したうえで、消防関連法上の手続きを進める必要があります。
本ページでは、少量危険物倉庫・少量危険物保管庫を検討する際に押さえておきたいポイントを、ヒイラギのGSAシリーズのうち、GSA・FSAを例に解説します。
実際の設置条件、保管量、消防手続きの要否は、危険物の種類・数量・設置場所・各自治体の火災予防条例・管轄消防の判断により異なります。設置を検討する際は、必ず計画場所を管轄する消防署へ確認してください。

少量危険物とは何か

GSA・FSAは少量危険物倉庫・保管庫です

危険物の「屋外の貯蔵」と「屋内の貯蔵」の区分

GSAシリーズを屋外に複数台並べて設置する際のポイント

法令上の空地と、作業・点検スペースの考え方

GSAの漏電遮断器・警報ランプ・防爆電気設備・接地の考え方
※本ページの内容は一般的な考え方をまとめたものです。法令の解釈や運用は変更される場合があります。
少量危険物とは、消防法に定める指定数量の1/5以上、指定数量未満の危険物をいいます。
ガソリン、アルコール類、灯油、軽油、塗料、塗料薄め液などは、保管する数量によって少量危険物に該当する場合があります。
指定数量の
1/5以上 ~ 指定数量未満
ガソリン
アルコール類
灯油
軽油
塗料
塗料薄め液
少量危険物は、少量でも自由に保管できるわけではありません。保管物や数量により、火災予防条例に基づく確認が必要です。
複数種類の危険物を保管する場合は、それぞれの指定数量に対する割合を合算し、少量危険物に該当するかどうかを確認します。
GSA
少量危険物の保管用途
ガソリン等の危険度の非常に高い危険物の貯蔵
FSA
少量危険物の保管用途
軽油、灯油等の危険度の高い危険物の貯蔵
KSA
指定数量の1/5未満の保管用途
少量危険物貯蔵量に満たない危険物の貯蔵
危険物の貯蔵方法における「屋外の貯蔵」と「屋内の貯蔵」の区分は、単に設置場所が屋外か屋内かだけで決まるものではありません。
重要なポイントは、危険物容器そのものが「屋外とみなされる場所に置かれているか」、それとも「倉庫・保管庫の内部に収納されているか」です。

危険物容器を
屋外に直接置いて
保管する場合

危険物容器を
倉庫・保管庫の内部に
収納して保管する場合

屋外の貯蔵と屋内の貯蔵では、消防関連法上の各種チェック項目や技術基準が異なります。
GSA・FSAは、建物の外に設置する場合であっても、危険物容器はユニット内部に収納されるため、「屋内の貯蔵」として管轄消防署へ確認することが重要です。


扉の開閉
スペース
容器の出し入れ
スペース
棚への収納
スペース
点検
スペース
避難経路の
確保
周辺設備との
関係
最終的な扱いは自治体条例や管轄消防の判断により異なります。事前に確認してください。


法令上の空地と、実務上の作業・点検スペースは目的が異なります。
両者を分けて考え、適切な配置計画を行うことが重要です。
GSAは、防爆型電動式強制ファンなどの電気設備を備えた危険物倉庫です。
電気設備を安全に使用し、漏電遮断器が作動したことを外部から確認しやすくするため、GSAでは漏電遮断器と警報ランプを標準装備しています。
なお、FSAには電気設備がないため、この説明はGSAに関する内容です。
GSAに備える換気用の電気設備です。危険物保管を考慮し、防爆仕様の電動式ファンを採用しています。
漏電などにより地絡が生じた場合に、電路を遮断するための装備です。GSAでは標準装備として備えています。
漏電遮断器が作動した場合に点灯する表示です。警報ランプ自体が漏電を検知するものではなく、漏電遮断器の作動を外部から確認しやすくするための装備です。
はじめての方からよくいただく疑問をまとめました。ご不明な点はお気軽にご相談ください。
少量危険物とは、消防法に定める指定数量の1/5以上、指定数量未満の危険物をいいます。保管する危険物の種類や数量によって、火災予防条例に基づく確認が必要になる場合があります。
少量危険物を容器で保管する場合に、危険物の種類、数量、容器、設置場所、換気、排気、作業スペースなどを整理したうえで検討する倉庫・保管庫です。
GSAシリーズのうちGSA・FSAは、少量危険物を容器で保管する用途を中心に検討される倉庫・保管庫です。実際の設置可否や消防手続きは、保管物、数量、設置場所、管轄消防の確認により判断されます。
KSAは、少量危険物に該当しない量、つまり指定数量の1/5未満となる量の危険物を保管する用途を想定した倉庫です。そのため、本ページでは主対象としていません。
GSA・FSAは屋外に設置される場合があります。ただし、危険物容器は倉庫・保管庫の内部に収納されるため、単に容器を屋外に直接置く屋外貯蔵とは区別して考える必要があります。
条件に応じて、屋外に複数台並べて設置する検討ができます。1台ごとに保管物、数量、指定数量の倍数、容器の種類を整理し、配置や作業スペースを含めて管轄消防へ確認してください。
GSA・FSAは、屋外貯蔵のような空地を必要としない考え方になります。ただし、扉の開閉、容器の出し入れ、棚への収納、点検、避難などに必要な作業スペースは確保する必要があります。
建物内に設置する場合は、倉庫・保管庫内の換気や排気を屋外へ逃がす方法を確認する必要があります。設置場所や排気経路によっては、現地でダクト工事が必要になる場合があります。
GSAでは、防爆型電動式強制ファンなどの電気設備を安全に使用するため、漏電遮断器を標準装備しています。警報ランプは、漏電遮断器が作動したことを外部から確認しやすくするための表示として備えています。
保管する危険物の種類、数量、容器、設置場所、換気、排気、作業スペース、複数台設置の有無などを整理して確認します。
危険物を容器で保管する場合、容器の転倒・落下防止は安全管理上の重要な確認事項です。GSAシリーズは、危険物容器を倉庫・保管庫内部の耐震棚に収納する構造です。ただし、必要な対策や確認内容は、危険物の種類・数量・容器・設置環境、自治体条例や管轄消防の判断により異なりますので、設置前に管轄消防署へご確認ください。
本ページの内容は、少量危険物倉庫・保管庫を検討する際の一般的な確認ポイントと、製品選定時に確認されることが多い事項を整理したものです。実際の保管量、保管できる危険物の種類、消防手続きの要否は、危険物の種類・数量・設置場所・各自治体の火災予防条例・管轄消防の判断により異なります。設置を検討する際は、必ず設置場所を管轄する消防署へご確認ください。また、建築物に該当するかどうか、建築確認申請が必要となるかどうかについては、設置地域の建築担当部署または確認検査機関へご確認ください。
少量危険物倉庫・保管庫 GSA・FSAを設置する場合、保管する危険物の種類、数量、設置場所、容器の種類などを整理したうえで、所轄消防へ事前相談を行うことが大切です。
事前相談では、届出の提出先、必要書類、提出部数、設置後の現地確認・検査の有無などを確認します。
参考資料で確認できる主な内容
※届出書類の名称、手順、必要書類は、所轄消防により異なる場合があります。
※本資料は、少量危険物倉庫・保管庫 GSA・FSAの設置を前提とした参考資料です。