倉庫の坪数は大きいけれど「大して容器が入らないね」と言うお客様のご意見から始まり、様々な視点で危険物倉庫に求めれることを調査した結果、次のような事実が確認されました。
1.条例に基づく耐震性スチール棚(収容物の落下防止対策付)が倉庫内で上手く配置できないので
ムダなスペースばかりできる。外から見ると大きい倉庫でも実際に収納できる量が少ない。
2.倉庫内に動線(人が通るスペース)が必要だし、危険物の倉庫内で荷下ろし作業が危険である。
また、この調査中に貴重なご意見をいただきました。
1.事業所の外観イメージがあるので、仮設倉庫、現場事務所のようなものはものは、できれば
常時置きたくない。
2.ただでさえ敷地が狭いのにムダなスペースを倉庫に使いたくない。
さらに、偶然お会いした危険物倉庫を所有されている事業所様の近所の方から、
「「火気厳禁」とか掲示された危ない倉庫が、あのような仮設事務所みないな倉庫で大丈夫なのか?」
この言葉に、近所の方がこれほどまでに危険物倉庫を気にされていたことに驚きました。
例えば自分の家の隣に「火気厳禁」と書かれた倉庫があれば警戒するのも不思議ではありません。
これらの問題解決及び貴重なご意見をもとに少量危険物倉庫に求められることは、火災予防条例を遵守することの他
1.倉庫の目的は、面積に対しての危険物収納量が多いこと
2.危険物を保管していることは隣人、来客等、外部の方々から警戒感を持たれるため景観が良く、
頑丈にであり頑丈に見られるようにすること。
3.防火地域、準防火地域でも建築確認申請が不要である大きさにすること
4.鉄筋コンクリート製で製品重量が大きく地盤に影響が出ないこと。
また、将来の撤去費を考慮すること。
面積に対しての危険物収納量を高めるためには、倉庫の大きさからの考えるのではなく、条例基準に合致した耐震性スチール棚(落下防止機能付)の大きさに合わせた倉庫寸法を考え、危険物容器等の荷下ろしを倉庫外から行える構造にすることで収納率を最高レベルまで高めた省スペース化を実現できました。
また、通常外壁厚約0.5mmの約4倍以上の厚み2.3mmを壁、屋根、床に使用することで頑丈であり、外観を整えるための配色と形状を重視しました。
上記のように問題解決方法を検討し本商品を開発しました。しかし唯一、確認申請に関しては建築物該当基準解釈が異なるためこの省スペース商品でも一部の地域で必要になります。