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地下タンク法改正

地下タンクの規制が改正されました。
地下タンクからの油流出防止をする為の措置が義務付けられました。
 
今後どうするべきか?!

規制の対象となる地下タンクとその対応策

腐食の恐れが高いのもの

塗覆装(外面保護)の種類)
埋設年数
設計板厚
アスファルト
20年以上 ~ 30年未満
4.5mm未満
30年以上 ~ 40年未満
6.0mm未満
40年以上 ~ 50年未満
4.5mm以上
モルタル、アスファルトモルタル
30年以上 ~ 40年未満
4.5mm未満
40年以上 ~ 50年未満
6.0mm未満
50年以上
8.0mm以上
エポキシ樹脂、タールエポキシ樹脂
40年以上 ~ 50年未満
4.5mm未満
50年以上
6.0mm以上
FRP(強化プラスチック)
40年以上 ~ 50年未満
4.5mm未満
50年以上
4.5mm以上~12.0mm未満

対応策

次のいずれかの措置を講ずる。
 
内面ライニング ご注意! ←クリック
電気防食    ご注意! ←クリック
危険物の漏れを検知することができる常時監視装置の設置
(例:高精度液面計)

腐食の恐れが特に高いのもの

塗覆装(外面保護)の種類)
埋設年数
設計板厚
アスファルト
40年以上 ~ 50年未満
4.5mm未満
50年以上
すべての設計板厚
モルタル、アスファルトモルタル
50年以上
8.0mm未満
エポキシ樹脂、タールエポキシ樹脂
50年以上
6.0mm未満
FRP(強化プラスチック)
50年以上
4.5mm未満

対応策

次のいずれかの措置を講ずる。
 
内面ライニング ご注意! ←クリック
電気防食    ご注意! ←クリック

地下タンクをボイラー・発電機でご使用されている事業主様で該当してしまう場合

今後どうするべきか?!
A. 地下タンクを継続使用される時は上表に該当する対応策。
B. 地下タンクを廃止して

「少量危険物貯蔵タンク」※ を並べて設置
「屋外貯蔵タンク」への切り替え
燃料種類の変更「都市ガスetc」
https://www.tank-hiiragi.co.jp/files/libs/130/201904091336123982.png
※「少量危険物貯蔵タンク」とは、灯油の場合200リットル以上1,000リットル未満、重油の場合は400リットル以上2,000リットル未満を貯蔵できるタンクです。

ご注意!

内面ライニングと電気防食は、工事の途中でタンク本体の細かな点検があります。
この点検で適合とならなかった場合はタンクの使用ができなくなる場合があります。 
その場合、途中工事分の費用とタンク廃止費用のご負担が必要です。 
または、この細かな点検で発覚した部分の修理等の追加費用のご負担が必要です。
内面ライニングのみの場合は、工事後10年以内に、タンク本体の細かな点検を行います。
 
電気防食は工事後、毎年の点検費用と日々の電力量のご負担が必要です。
 
タンク腐食(錆等)について
タンク(鉄など)は、主にタンクの外面、内面から腐食します。
内面ライニングは、内面からの腐食に対して効果があり、電気防食は、外面からの腐食に効果があります。
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