
非常用発電機の燃料備蓄
停電や災害時に非常用発電機を稼働させるための燃料を貯蔵します。発電機の燃料消費量と必要な連続運転時間をもとに、タンク容量を検討します。
KTY SERIES
燃料タンクと安全設備を、鋼製のタンク室に一体化
KTYシリーズは、非常用発電機やボイラーなどに使用する燃料タンクと、防油堤・換気・排出設備などの安全設備を、鋼製のタンク室と一体化したユニット製品です。地上設置のほか、屋上・上層階への設置にも対応し、容量や設置条件に応じた仕様を用意しています。
燃料タンクと、防油堤を備えたタンク室を一体化した製品は、一般に「油庫(ゆこ)」と呼ばれています。


油庫内の可燃性ガスを効率的に排出
耐震性を強化
引火防止対策
屋上設置に対応するBシリーズ
塩害地域向けのSシリーズ
ポンプ内蔵に対応するPシリーズ
各種センサーに対応
官公庁・自治体・上場企業をはじめ、非常用発電機やボイラーの燃料設備として幅広く採用
APPLICATIONS
KTYシリーズは、非常用発電機やボイラーなどに使用する燃料の貯蔵設備です。地上設置のほか、屋上・上層階へ設置する燃料設備としても使用されています。

停電や災害時に非常用発電機を稼働させるための燃料を貯蔵します。発電機の燃料消費量と必要な連続運転時間をもとに、タンク容量を検討します。
敷地条件や浸水対策などを考慮し、屋上・上層階へ設置する燃料設備として使用されています。

ボイラーや各種燃焼設備に使用する灯油・A重油などの燃料を貯蔵します。設備の燃料消費量と運転時間をもとに、必要なタンク容量を検討します。
VENTILATION STRUCTURE
燃料油から発生する可燃性ガス(可燃性蒸気)は空気より重く、油庫内の低い位置に滞留しやすい性質があります。KTYシリーズでは、この性質を踏まえ、高い位置から外気を取り入れ、低所に滞留する可燃性ガスを集めて、屋外高所へ排出・拡散する構造を採用しています。
KTYシリーズでは、こうした可燃性ガスの性質と自然換気の特性を踏まえ、一般的な下部給気・上部排気とは異なる空気の流れを採用しています。具体的な流れを、次の3つのポイントで説明します。

油庫上部の給気口から外気を取り入れます。給気口を高い位置に設けることで、低所に滞留する可燃性ガスが給気口から外部へ流出する可能性を抑えます。
空気より重い可燃性ガスを、油庫内の低い位置にあるタメマス付近へ導きます。低所に滞留しやすい性質に合わせて、排出する位置を設定しています。
回転式ベンチレーターは、自然風による回転力を利用して、タメマス上部の排気ダクトから可燃性ガスを吸い上げ、屋外高所へ排出・拡散します。回転式ベンチレーターに電源は必要ありません。
ROOFTOP INSTALLATION
KTYシリーズは、水没・浸水リスクを避けるための屋上・上層階への設置にも対応しています。高所では地上より地震時の揺れが大きくなることを考慮し、耐震性の強化やタンク内の液面揺動を抑える仕様を用意しています。

屋上や上層階では、地上に設置する場合よりも地震時の揺れが大きくなることを考慮する必要があります。KTYシリーズは、すべての型式で設計用水平震度Kh=2.0に標準対応しています。

地震時には、タンク内の燃料が揺れる液面揺動(スロッシング)が発生します。タンク内部にバッフルプレート(じゃま板)を設け、燃料の大きな揺れを抑えるオプション仕様に対応しています。

洪水や内水氾濫による水没・浸水リスクを避けるため、KTYシリーズを建物の2階以上や屋上へ設置する事例が増えています。敷地条件や想定浸水深を踏まえて設置場所を検討します。
FIRE PROTECTION
給気口は、油庫内へ新鮮な空気を取り入れるために必要な設備ですが、周囲で火災が発生した場合には、炎や火の粉の侵入口となるおそれがあります。KTYシリーズでは、引火防止網と防火ダンパーを組み合わせ、外部火災による炎・火の粉・熱風の侵入を抑える構造としています。

給気口に引火防止網を設け、周囲で発生した炎や、離れた場所から飛来する火の粉が油庫内へ侵入しにくい構造としています。

周辺で火災が発生した場合に、熱風や炎が給気経路を通って油庫内へ侵入することを防ぐため、防火ダンパーを装備しています。
SALT DAMAGE PROTECTION
海岸付近や、塩化カルシウムなどの融雪剤が散布される地域では、塩分の影響によって鋼製品の腐食が進みやすくなります。KTYSシリーズは、外装部の主要部材にステンレスや溶融亜鉛めっきを採用し、標準のKTYシリーズより外装の防錆性を高めた塩害対策仕様です。

KTYSシリーズは外装の防錆性を高めた仕様ですが、完全防錆ではありません。設置環境や使用状況に応じて、定期的な点検と塗装メンテナンスが必要です。
MODELS & CAPACITIES
KTYシリーズは、標準仕様のKTYを基本に、バッフルプレート、ポンプ内蔵、塩害対策など、設置条件や必要な機能に応じたシリーズを用意しています。各シリーズの違いを確認したうえで、必要な燃料貯蔵量、設置場所、付属機能から適切な型式と容量を選定できます。
KTYシリーズの基本となる標準仕様です。
KTYにバッフルプレートを備えた仕様です。
KTYにウイングポンプ以外のオイルポンプを内蔵した仕様です。
KTYにバッフルプレートと、ウイングポンプ以外のオイルポンプを内蔵した仕様です。
KTYを基本に、外装の防錆性を高めた塩害対策仕様です。
KTYシリーズは、標準仕様のKTYを基本に、KTYB・KTYP・KTYBP・KTYSの各仕様シリーズをラインアップしています。
| 仕様区分 | 型式 | 実容量 (L) | 主な用途 | 貯蔵液種 | オプション付型式 | ||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| BPL付 (じゃま板付) | ポンプ内蔵 | BPL付+ ポンプ内蔵 | |||||
| 標準 仕様 | KTY-20PDF | 198L | メインタンク サービスタンク | 軽油・灯油・重油等 第二・第三石油類 | - | KTYP-20 | - |
| KTY-49PDF | 490L | KTYB-49PDF | KTYP-49 | KTYBP-49 | |||
| KTY-95PDF | 950L | KTYB-95PDF | KTYP-95 | KTYBP-95 | |||
| KTY-98PDF | 980L | KTYB-98PDF | KTYP-98 | KTYBP-98 | |||
| KTY-150PDF | 1,500L | 重油等 第三石油類 | KTYB-150PDF | KTYP-150 | KTYBP-150 | ||
| KTY-198PDF | 1,980L | KTYB-198PDF | KTYP-198 | KTYBP-198 | |||
| 塩害対策 仕様 | KTYS-20PDF | 198L | メインタンク サービスタンク | 軽油・灯油・重油等 第二・第三石油類 | - | KTYSP-20 | - |
| KTYS-49PDF | 490L | KTYSB-49PDF | KTYSP-49 | KTYSBP-49 | |||
| KTYS-95PDF | 950L | KTYSB-95PDF | KTYSP-95 | KTYSBP-95 | |||
| KTYS-98PDF | 980L | KTYSB-98PDF | KTYSP-98 | KTYSBP-98 | |||
| KTYS-150PDF | 1,500L | 重油等 第三石油類 | KTYSB-150PDF | KTYSP-150 | KTYSBP-150 | ||
| KTYS-198PDF | 1,980L | KTYSB-198PDF | KTYSP-198 | KTYSBP-198 | |||
※ウイングポンプ内蔵仕様は、型式末尾に「-W」を付けて表します。ウイングポンプ以外のオイルポンプを内蔵する場合は、KTYPシリーズとなります。
DELIVERY RECORDS

型式
KTY-98
仕様
標準仕様
官公庁施設の非常用発電機用として、軽油を貯蔵するKTY-98を納入しました。

型式
KTY-98A
仕様
特注仕様:ドア位置変更
官公庁施設の非常用発電機用として、ドア位置を変更したKTY-98Aを納入しました。

型式
KTY-198
仕様
標準仕様
公団施設の非常用発電機用として、A重油を貯蔵するKTY-198を納入しました。

型式
KTY-98A
仕様
特注仕様:外装塗装変更
大型寺院のボイラー用として、外装塗装を変更したKTY-98Aを納入しました。

型式
KTY-98
仕様
標準仕様
鉄道会社で使用する軽油の貯蔵と小分けを行う設備として、KTY-98を納入しました。

型式
KTY-198-W(ウイングポンプ仕様)
仕様
標準仕様(ウイングポンプ仕様)
食品会社のボイラー用として、A重油を貯蔵するKTY-198-Wを納入しました。
SUPPORT
SUPPORT MENU
型式・容量の選定
図面・仕様書の案内
ポンプ・センサーなど付属機器の仕様確認
見積りに必要な条件の整理
屋上・上層階への設置条件と塩害対策仕様の確認
施工会社との仕様調整に必要な情報提供
必要なタンク容量をご確認ください。
ポンプを内蔵する場合は、お客様によるポンプ型式の選定をお願いいたします。
消防署への届出や設置条件は、計画地を管轄する消防署へ事前にご確認ください。
FAQ
KTYシリーズの選定や設置計画を進める際に、よく確認される内容をまとめました。